何故こんなに給料から天引きされるのか。手取りの謎

こんには!

自由度高めのFPの部屋へようこそ。

今回も、自分の体験談を思いのままに綴っていけたらと思っています!

さて、唐突ですが、給料明細しっかり見たことありますか?

そらあるわボケ!

と思われると思いますが、とりあえず落ち着いて下さい。

私は給与所得時代に給与明細を見て確認することは、「総支給額」と「差引後振込額」の項目のみでした!

一番大事ですからね。

このお金で1ヶ月、どうやって生活していくかの計画を立てるわけですからね。

ここだけの話、私はずっと営業の仕事をしてきたので、この明細で天国と地獄両方味わってきました。

3ケタ万円のこともあれば、1ケタ万円未満のこともありました。

本当に恐ろしい生活をしていましたね。笑

そんな昔のことはさておき、冒頭でお話した「しっかり給与明細を見たことあるか」という質問の意図ですが、何故、総支給と手取りが変わってくるのでしょうか?

そして、その差し引かれたお金は何に使われているのか。

これを理解されているかたは多くないと思います。

今回は差し引きされている

「社会保険」

について少しでもわかってもらえたらと思っています。

まずはじめに日本で生活する上では必ず、この社会保険はついて回ります。

公的、私的なものをふくめ、国民は皆、保険に加入せよ!という国民皆保険という制度を日本では敢行しております。

ふざけんなよ

勝手に保険に加入させて、勝手に大事な給料天引きしやがって、詐欺まがいじゃねーか!!

と叫びたい気持ち、本当に分かりますし、私もそうでしたからね!

しかし、今、この社会保険というものを理解してみると、

こんなに広範囲を?え?この保険料で?あり得ないくらい手厚いサービス!

と感じています。手のひらクルーッとはこのことです。笑

その内容を紐解いていきますね。

まず、社会保険は分かりやすく分けると5つの分野に分かれています。

・医療保険

・介護保険

・年金保険

・労災保険

・雇用保険

この5つの分野ですね。なんとなく聞いたことはありますよね。

ざっくり解説していきます!

まず、医療保険!

医療保険というよりかは、健康保険と言ったほうが馴染みやすいかもしれないですね。

公的な国民健康保険と私的機関の健康保険の2つに分かれますが、お問い合わせの多かった、私的の健康保険の一般的な例をあげていきますね。

一番身近に感じる健康保険は、病院に保険証を持っていけば3割負担で済むことですね。

しかも本人だけではなく、家族も。

実は、それだけではないのですよ。

高額療養費制度→治療費が一定の金額超えたら自己負担分は3割未満に!

出産育児一時金→子供産むときにお祝い金あげます!

出産手当金→出産で仕事休んでも一定期間は約65%の給与保証します!

傷病手当金→ケガとか病気で一定の条件満たせば約65%の給与を保証します!

マイナーなとこだと、

埋葬料→お亡くなりになったらお悔やみとして、5万円差し上げます。埋葬にお使いください。

それでいて、

「保険料は給料に合わせて無理のない程度でいいっすよ。あ、あと半額でいいっす。働いてる会社に半分払ってもらうんで」

まじイケメンですね。笑

真面目な話、この健康保険に対しては、会社や組合によって違いがあります。

自分の健康保険について調べてみるのもいいですし、私はライフプランニングをする際に、必ずご説明させていただきます。

もちろん、健康保険のことだけ知りたい!でもOKなので、お気軽にお声かけくださいね。

次に介護保険!

多くの方にとって馴染みの薄い保険かなと思います。

イメージとしては、40歳になったら給料からいきなり引かれる・・・

なんじゃこれ!みたいな感じです。

ここもざっくりお話すると、この保険が適用されるのは、公に設定された介護・支援状態になった際です。

その時に、お金の支援だけではなく、物(サービス)的な補助も得ます。

例えば、訪問介護などの在宅サービス、さらに、自宅に手すりをつける等、改修を行った際は20万円を限度に9割の金額が戻ってきたりと、なかなか手厚い国のサービスになっています。

そして、労災保険!

なんとなく、労災という言葉は聞いたことがあるかと思います。

簡単に説明すると、業務及び、通退勤の事故、ケガ、死亡等の保証ですね。

通勤手当の申請に通勤地図を提出したことがあるかと思います。ご存知だと思いますが、その経路上でなくては通勤災害とは認定されません。

ただ!

途中のスーパーなどに寄って晩御飯の買い物をして、申請した経路に戻り災害に遭遇した場合は通勤災害の対象になります!

ですが、お酒を飲んで申請した経路上で転んで怪我しても通勤災害には該当しないので、ご注意を!

この保険に関しては、法人に加入が強制されていますので、

「私、そんな保険料はらっていないわよ・・・」

という方!会社が全額払っていますので、どうぞご安心ください!

最後、雇用保険!

なんとなく、聞いたことはありますか?

労働者が失業した際に給付や、再就職の援助を国の窓口である公共職業安定所(ハローワーク)が行っている保険です。

こういうご時世なので、いつ自分が無職になり所得が無くなってしまうかわからないので、国が補助してくれるのは大変ありがたいですよね。

ただ、給付に際しては、退職事由などで給付の期間や金額が事細かに決められています。

注意が必要ですね。

ちなみに、この雇用保険に関しては2020年10月より変更がありました!

自己都合退職における待機期間7日間+最長2ヶ月間の給付制限(従来は7日間+最長3ヶ月でした)

今後、退職予定のある方は参考にしてみてくださいね!

いやぁ・・・

ババババババババババっと書いてみましたが、社会保険の、ほんっっの触り、表面の表面部分を紹介しただけですけど、こんなにいろいろ保証があるんですよね。

何回も言いますが、本当にこれはまだまだざっくりで知れば知るほど「手厚い!」と感じてもらえるはずです!

私が冒頭に手のひらクルーッってしたのを少しはわかっていただけるかと存じます。笑

しかし!

社会保険は究極の浅く広く保険です!

人生は100人100色!!

浅く広くにご自身での自助努力がどうしても必要になってきます。

ですから、ご自身のライフプランの強みと弱みを賄うことを共に考えられるパートナーが私みたいなFPだと考えて下さい!

ごちゃごちゃした社会保険の内容を逐一覚えなくていいんです。

ちょっとしたことでもなんでも軽く聞ける存在が私たちFPです。

ちなみに、とにかく愚痴を聞きまくるコーナーをしたことがありました!

今は少しお休み中なのですが、また復活しようかな・・・

ま、そのことはそのうち考えます!笑

今回は少し小難しい内容でしたが、最後までお読みいただいて、ありがとうございました!

感謝!!

・・・みなさん、お気づきでしたか?

実は社会保険のうちの「年金保険」について全く触れていないことを!!

決して忘れていたということではないですからね!

いや、本当ですって!笑

というのも、年金については、お問い合わせも大変多く、最後の自助努力の部分とかなりリンクしてくるので、別枠で機会を儲けようと考えています!

次回、乞うご期待!!

最後の最後まで、ありがとうございました!

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